今日は台湾のお仕事の時
見事な同時通訳してくれる
NANAちゃんと
私の好きな黒髪山の麓で
短い時間でしたが
楽しいひとときを過ごしました。
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心が繋がっている安心感
・
若いナナちゃんはとにかく優しくて温かい
日本の事が大好きで
日本工芸についての学びの姿勢が
真摯で素晴らしい❣️
彼女をどうしてもお連れしたかった
黒髪山が望める私の散策路
そして
お気に入りの空間
桃林窯さんへ
奥様の手作りのお料理とスイーツが
ご主人様作の素敵な器に美しくコーディネートされています。
私が桃林窯さんのレストランが好きで
時折訪れますが、それには理由があります。
いつも素敵な笑顔でお迎えいただく
奥様のかよ子さんが作られる
薬膳カレーが好きだということはもちろんですが
行き届いた空間コーディネートに
とても居心地がいいからだと思います。
日本の格式には
真 行 草 があります。
ご主人様がお創りになられる器は
陶器ですが「草」になります。
有田焼は磁器ですので
「真」もしくは「行」です。
桃林窯の空間コーディネートはすべて
奥様がなさっていますが、調度品、器、カトラリー
グラス お花の生け方 全て
「草」です。
soと呼びます。
統一感があり何一つ
狂いがなく見事な調和です。
・
私は結婚し有田に住んでいますが、
雅な有田焼の中で暮らしています。
有田焼ももちろん好きですが、
若い頃から備前焼やビードロなど民芸が大好きで
学生時代信州など巡り九州に戻ってからも
北九州にある九州民芸村によく行っていました。
素朴で人の仕事のエネルギーが伝わる
民芸の世界
ご主人の吉田求さんが創られる
陶器の器は美学があり
食器として大切な軽さがあります。
お料理が映える色調と形
・
器のプロデュースをしている有田焼研究家の
蒲地孝典は大変厳しいのですが、吉田求さんが
作られる器は陶器には珍しく軽さがあり、形状も
洗練されていると高い評価です。
桃林窯レストランの空間にいると
「ただいま 帰ってきたよ」
そんな想いになるのです。
お食事していると
どこからともなく
牛の啼き声が聴こえてきます。
私は牛が大好き!
子供達が幼い頃
牛に逢いによく来ていた
黒髪の郷は山野草の宝庫でもあり
私にとって大切な大切な場所です。
NANAちゃんとの愉しいひととき
ありがとう😊
◇葉山有樹窯 いろえ工房へも
ご案内
民芸について
⬇︎
ブログより抜粋
民藝運動は、1926(大正15)年に柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らによって提唱された生活文化運動です。当時の工芸界は華美な装飾を施した観賞用の作品が主流でした。そんな中、柳たちは、名も無き職人の手から生み出された日常の生活道具を「民藝(民衆的工芸)」と名付け、美術品に負けない美しさがあると唱え、美は生活の中にあると語りました。そして、各地の風土から生まれ、生活に根ざした民藝には、用に則した「健全な美」が宿っていると、新しい「美の見方」や「美の価値観」を提示したのです。工業化が進み、大量生産の製品が少しずつ生活に浸透してきた時代の流れも関係しています。失われて行く日本各地の「手仕事」の文化を案じ、近代化=西洋化といった安易な流れに警鐘を鳴らしました。物質的な豊かさだけでなく、より良い生活とは何かを民藝運動を通して追求したのです。
民藝運動の父、柳宗悦
民藝について紹介するには、まず、思想家柳宗悦のことから話を始めていかなくてはならないであろう。 「民藝運動の父」と呼ばれる柳宗悦とは、どのような人物であったのか。その足跡から簡単に振り返ってみることとする。 続きを読む「民藝」の趣旨―手仕事への愛情
ところで、「民藝」の趣旨とは何か。もう少し柳の主張に耳を傾けてみよう。 そもそも「民藝」という言葉は、「民衆的工芸」の略語で、柳と美の認識を同じくする陶芸家の浜田庄司、河井寛次郎らによってつくられた言葉である。 つまり、民藝品とは「一般の民衆が日々の生活に必要とする品」という意味で、いいかえれば「民衆の、民衆による、民衆のための工芸」とでもいえよう。 続きを読む「手仕事の国」で生まれた民藝品の数々
柳の厳しい審美眼によって取捨された日本民藝館のコレクションは、日本および海外諸国の陶磁器、織物、染物、木漆工、絵画、金工、石工、竹工、紙工、革工、硝子、彫刻、編組品など各分野にわたり、約1万7千点を数える。