明治伊万里と桜 |
花伝の山桜
雨が降り花冷えのする本日
花伝で出逢った友人が幼なじみを
お連れいただき 有田焼の素晴らしさと桜を愛でつつ
楽茶のひととき
明治時代の有田焼ティーカップのその美しさに驚かれ
話は尽きません。
細かく描写された桜がみごとです。
やはりこれも 最近西欧から里帰りした明治伊万里です。
ギャラリー花伝の裏山には山桜が沢山あり
この季節になると 一斉に咲き始めます。
敷地内には山桜の大木があり
今8分咲きです。
こんな大きな山桜は初めて見たとのことで
部屋の窓から見える山桜を堪能されているご様子に
自然豊かなこの土地で、多くの素敵な出逢いがあることが
ありがたく思います。
桜と言えば 《西行》ですが多くの桜の歌を詠んでいます。
○願わくば花の下にて春死なむその如月の望月の頃
(願いが叶うならば、何とか桜の下で春に死にたいものだ。しかも草木の萌え出ずる如月(陰暦二月)の満月の頃がい い)という辞世の歌を読んでいます。
吉野山の桜について、数多くの歌を詠んでいる西行
その西行は、奥吉野の金峯神社の近くに庵に棲み
三年間 桜の園の中に埋もれるように暮らしていたそうです。
現在でも、西行が棲んだ跡が西行庵として遺っています。
京都の中でも一番遅く桜が開花する吉野山ですが
西行の歌はなんと儚くなんと美しいのでしょう
西行が詠んだ桜も山桜でしょうね。
今日はご近所の桜も満開でした