里山の秋 |
夜も長くなってきましたね。
今日は 黒髪山の麓にご近所の方と夕刻
秋を見つけに行ってきましたが
タデが沢山 咲いていました。
ご一緒した方は、ご近所の方で70歳過ぎていらっしゃり、ひとり暮らし
季節毎に 桜の季節 や 秋の曼珠沙華など 見物に ドライブにお誘いし
四季の移ろいをご一緒するのが楽しみです。
タデを一緒に摘みながら 話が楽しく弾みます。
生花を35年学ばれ 歌も詠まれるその女性は
私にとって学びの多い 人生の先輩‼️
好きな女性のおひとりです。
芭蕉の句に 「草の戸を 知れや穂蓼に 唐辛子」
タデは 唐辛子と並ぶ高級薬味だということでしょうか……
しかし 山野 で見るタデのほとんどははこの香辛料に使われるタデではありません。
「蓼食う虫も好き好き」・・・・ことわざがあります。
辛くて口がただれるの意味でタデの名が付いたとされるタデは
葉に辛味があり、それでもそれを好んで食べる虫もあって十人十色と言う事らしい。
古来から その辛味を利用して香辛料に使用されてきたタデ。
奈良時代から用いられていたそうです。
魚や鳥等の臭みのある食材に添えられ、臭みを消し、味を引き立て、現在でも鮎の塩焼きに添えられるタデ酢等に使われるとのことです。
古くから親しまれてきた植物で、万葉集にも詠われているタデは
今も昔も そのタデに人々が惹かれるのは その可憐な美しさゆえでしょう。
タデにもいろいろの種類があり、日本には50種程度自生しているそうです。
香辛料に使用されるタデは本物のタデの意味でホンタデで、
あるいはヤナギに似た葉を持つのでヤナギタデとも呼ばれるタデだけで、残りは辛味の無いタデだそうです。
タデの中でも秋の野原や散歩道で最も目立つのはイヌタデですが
名の由来は 「辛味がなく役に立たないタデ」 からホンタデ(ヤナギタデ)に対し
イヌの名を使ったようですね。
ただ、和え物や煮物にすれば美味しいと言われていますが、私はまだ食したことはありません。
今日は摘んできましたが 今水揚げして 明日 食卓に飾ろうと思っています。
秋から冬へ 里山には確かなる 四季の移ろいが感じられました。
先日 送っていただいた新米も感謝しながら美味しくいただいています。
種蒔きから収穫まで 見守られてきたお米をいただける幸せ‼️
とっても美味しい新米でした。
ありがとうございます🎶
明日はセミナー補講で 栗赤飯を準備しています。
いよいよ明後日から 九州陶磁文化館で
明治有田展が始まります。
すでの文化館は 看板が変わり
明日のレセプションの準備も終わっていました。